注文住宅を建てる際、ハウスメーカーや工務店から提案される内容は多くの場合一般的なものです。
せっかくの注文住宅、設計を自由にできるからこそ徹底的に満足度を高めたいですよね。
この記事では、実際に注文住宅を建てた(記事執筆時点で商談中)の僕がおすすめしたいoption設備を紹介します。
基本的に低価格で追加することが出来る物を厳選していますので、ぜひとも参考にしていただけると幸いです。
ホスクリーン
ランドリースペースを確保できない時におすすめなのが川口技研、ホスクリーンです。
天井に脱着式のポールを差し込み、専用の物干し竿を吊るすことで、あらゆる部屋をランドリースペースとすることができます。
我が家は客室にホスクリーンを取り付け、普段はランドリースペース、来客時は客間として使えるマルチスペースとして活用することにしました。
Wi-Fi機器設置用の造作棚・コンセント・LANポート
Canon EOS 5D Mark III (105mm, f/4, 1/200 sec, ISO640)Wi-Fi機器の設置場所をなるべくスマートに、見えない場所に設置する上でおすすめなのが、各階のクローゼット内にWi-Fi機器設置用の棚や電源用コンセント、LANポートを作ることです。
特に2階建ての場合は、Wi-Fiの電波が届きにくい箇所が出てくるので、各階のクローゼットの上部にWi-Fi関連機器の専用場所を設けることで非常にスマートにWi-Fi機器を格納することができます。
アクセントクロス
部屋の壁の色を、1面だけ異なる配色にできるアクセントクロスは、実は非常に安価に施工することができます。
壁の面積にもよりますが、6畳程度の広さであれば、数千円程度の増額で済みます。
バスルームのテーブル取り外し
最近のバスルームはテーブル付きとなっているものが多くなっています。
グレードの低いバスルームは付いていないことも多いですが、中級グレードくらいからは、ほぼもれなくテーブルがついています。
洗面器などを多用する場合はあった方が便利な設備ですが、一方で掃除がしにくく、特にテーブル裏面はカビの温床になりやすいです。
実はこのテーブル、多くの場合で最初から取り付けない選択を取ることができるようになっており、我が家はテーブルをレスオプションとしました。
レスとした分費用が安くなるということはありませんが、メンテナンス性が向上する分、風呂掃除にかかる手間が軽減されます。
なお、バスルームメーカーによっては、取り外し可能なテーブルを採用しているメーカー(LIXILなど)もあるので、その点も留意して検討すると良いと思います。
コンセント増設
コンセントは基本的にあればあるだけ良いです。
特に延長ケーブルなどでゴチャゴチャさせるのが嫌いな方は、とにかくコンセントをあらゆる場所に付けておくと良いと思います。
ちなみに、2個口コンセントであれば、追加するための費用は、1箇所あたり5000円程度です。
意外と低価格で増設ができますので、部屋のレイアウトが固まっていない場合や、電気製品を多用する方は最初から多めにコンセントを付けておきましょう。
特にテレビ周りは様々な電子機器が集中しますので、最低でも2個口コンセントを2つ(計4差込口)はあった方が良いと思います。
人感センサー付き照明
両手が塞がるシーン、結構ありますよね。
特に玄関については、買い物袋を両手に持っていたり、小さなお子さんがいる場合は、抱っこした状態になりがちで、手がふさがっていますよね。
そんな時は人感センサー付きの照明を取り入れましょう。
機器費用自体は一箇所2〜3万円程度ですし、最初から取り付けるのであれば、工賃等は発生しない場合も多いです。
他にも人感センサーがおすすめな場所として、階段や廊下など照明を消し忘れやすい場面での利便性が特に高いと思います。
また、電源のオンオフは人感センサーだけではなく、手動で行うことも可能ですので、つけっぱなしにしたいシーンにも対応できます。
電動歯ブラシ、電動シェーバー用充電コンセント付き洗面台
洗面台のコンセントといえば、ドライヤーやヘアアイロン用の一個口のものが一般的です。
これはオプションというより洗面台のグレード選択の話になりますが、最近の洗面台は電動歯ブラシやシェーバー専用のコンセントがミラー内に別途内蔵されたものが用意されています。
多くの場合、エントリーグレードとミディアムグレードの中間くらいの価格帯の洗面台から標準装備となっており、価格もそれほどアップさせずとも選択できる場合が多いです。
カベピタ
壁の厚みを利用して棚などを設けられるカベピタは3〜10万円程度で利用できる便利なオプションです。
最大のメリットは壁の厚みを利用するため、部屋のスペースを専有しないことです。建物面積を大きく取れない場合などに有効ですね。
我が家はトイレにカベピタを採用しました。
トイレはスペースが狭いため、小さな収納棚を置くだけでも圧迫感が強くなってしまうので、カベピタが特に生きてきます。
カベピタはダイケンの取り扱い製品で、様々な種類がありますので、ひと通り見ておくと良いですね。
外灯
玄関灯とは別に、敷地内を照らす外灯も意外と安価に取り付けできます。
僕が取り付けたのはkoizumiのAU45239というビーム球150W相当のものですが、3万円以内で追加することができました。
外灯は人感センサ付きのもので、防犯対策にも役に立ちます。
また、センサーは、反応範囲を設定できるため、不必要に点灯消灯を繰り返す心配もありません。
ダクトレール(スライドコンセント)
照明は一般的にシーリングライトや、埋込み式のダウンライトをデフォルトの照明器具として使いますが、注文住宅で発注すると意外と高いです。
ダウンライト一つで最低でも8,000円以上、シーリングライトで20,000円以上の費用がかるため、トータルでは300,000円程度の予算を確保することになります。
そこで、僕が薦めたいのはダクトコンセントのみを取り付け、機器類は自分で調達する方法です。
この方法の良いところは、機器類が大幅に安価で調達(自前で)できることと、あとから機器類の交換や、位置や光源の向きを変更することが出来る点です。
ダクトレールへ取り付けできる照明器具は、ペンダントライトやスポットライトなど、様々な種類があります。
ダクトレールへの電気供給のオンオフは壁に取り付けるスイッチで行うことができますので、使い勝手も一般的なダウンライトやシーリングライトと変わりません。
ダクトレールは1mあたり2,500円程度で取り付ける事ができますので、天井のあちこちにレールを設置しておけば、あとはお好みで照明を取り付けることができます。
まとめ
注文住宅のメリットはこうしたオプション・設備のグレードを自由に選択できることです。
費用はかかってしまいますが、数千万円の買い物に後悔しないためにも、少しでも便利で快適なお家づくりを目指していきましょう。
今回紹介したものはいずれも費用的にはそれほど高価ではないため、迷ったらとりあえず付けておいて損はないと思います。
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