「今、人生で一番良く使うものは何か?」と聞かれたら多くの人は「スマートフォン」と答えますよね。
財布代わりにもなるし、交通系ICカードとしても使える。もちろん音楽プレーヤーとしても使う。
だからスマートフォン周りのアクセサリーにはお金を掛けても良いと言うのが僕の持論。
そんなスマートフォンだけど、最近のスマホはどれも大型化してしまい、重量も大幅に増してしまったので、手で長時間持っていると手首にズシリと負担が掛かります。
また、昨今の影響でスマートフォンを落として破損させた場合の損害が非常に大きいものとなっています。
だからスマートフォンを可能な限り落とさないようにしなければならない。
そこで僕はMOFTを選びました。
結論から言うと、少々重いけど、「最高」です。
MOFTは5本指すべての自由度が高いのに保持力も高い
Google Pixel 8 Pro (6.9mm, f/1.68, 1/90 sec, ISO185)
僕も今までいくつかこういった手で持つ際の補助アクセサリーを購入してきました。
IRINGのようなハードリングタイプから、柔らかいリングに指を通して挟むようなタイプなど、いくつか試してきましたが、どれも手に持つだけなら問題はなかったけれど、スマホを操作する上では指の自由度が低く、使いにくいものでした。
MOFTはスマホの保持力がリング式のホルダーと変わらないにも関わらず、画面を操作する指の自由度が非常に高いのが魅力。
スマホを操作するときに動かす指というのは、画面に触れる親指だけではなく、連動してすべての指が動くんですね。
リング式の場合、リングに掛けている指にほとんど自由度がなく、その結果画面を操作する親指の可動範囲に制限が掛かります。
手が大きく、且つ指の関節が柔らかい人であれば大きな問題にはならないかもしれませんが、僕のように手が小さく関節も硬い人間にとってはリングタイプのホルダーは結構使いにくいです。
ちなみに、MOFTの標準的な持ち方は、スタンド部分を三角形に固定した状態で保持します。
ですが、僕のおすすめの形態は、↓です。
Google Pixel 8 Pro (6.9mm, f/1.68, 1/7 sec, ISO62)
あえて、スタンド部分を三角形型に固定しない状態で使用します。
なぜ、そうするのかというと、スタンドを三角形に固定すると、ホルダーとして固定できる位置が必然的にスマホの下部になります。
Google Pixel 8 Pro (6.9mm, f/1.68, 1/12 sec, ISO42)
この場合、手が小さい僕のような人間は画面を操作する親指が画面上部に届かないんですね。
一方で、スタンドを固定しない状態で使うと、こうなります。
Google Pixel 8 Pro (6.9mm, f/1.68, 1/16 sec, ISO62)
スマホを支える支点がスマホ中央くらいの位置まで上がりました。
こうすることで、支点が下部になるデフォルト状態と比べて、格段に操作性が上がります。これはマジでおすすめな使い方です。
スタンド機能は言うまでもなく安定性抜群
Google Pixel 8 Pro (6.9mm, f/1.68, 1/34 sec, ISO62)
MOFTのスタンド機能については、ネット上ですでに語られ尽くされているため、簡単にしか触れませんが、安定性は他のスタンド製品と比べても圧倒的に優れています。
Google Pixel 8 Pro (6.9mm, f/1.68, 1/88 sec, ISO825)
角度調節こそできませんが、角度調節機能が要らないくらい、絶妙な角度設定です。
寝そべって使う場合も、デスク上で使う場合も、どちらにも対応できるバランスの良い設定となっています。
これ大事。平面上に置いた際のグラつきがない
Google Pixel 8 Pro (6.9mm, f/1.68, 1/90 sec, ISO232)
一般的なスマホリング最大の欠点は、平面上に置いた際に大きくグラつくこと。
これ、結構大事なことだと思うんですよね。
机においてスマホ操作って結構やりますよね。リング系アクセサリーはそれができない製品が大半です。
MOFTは製品の形状から分かる通り、かなり安定します。
グラつきもほとんどなく、快適にスマホ操作ができます。
余談:車載スマホホルダーにもMOFTなら装着したまま固定できる
あと、若干横道に逸れますが、自動車にスマホホルダーを付けている場合、リング系は厚みが大きすぎてホールドがほぼ不可能ですが、MOFTの場合は、多少の厚みはあるものの、ギリギリ車載ホルダーに取り付けできます。
MAGSAFEのマグネット強度は、良くも悪くもやや弱め
Google Pixel 8 Pro (6.9mm, f/1.68, 1/28 sec, ISO63)
MOFT「耐久強化版 Snap-On スマホスタンド MOVAS」は従来のMOFTよりもマグネットの磁力が強くなっているとのことですが、僕が使用しているiPhone14Proで使用する限り、「若干心もとない」感じがします。
僕の場合は、マグネット搭載型のケースを使っていることもあり、非常に強固に固定されていますが、裸でiPhoneを使う場合は、もしかしたら外れてしまうこともあるかもしれません。
逆に言うと、着脱が非常に容易であるとも取れるので、このあたりは使用者の好みによって評価が分かれるところでしょう。
まとめ「MOFT唯一の難点は重さ。だけど、それを上回る機能性がある」
今回レビューした耐久力強化版のMOFTは通常版と比べても20gほど重くなっています。
耐久力とマグネットの磁力を強化した結果、重量が増してしまったわけですが、スマートフォンを使用している間は優秀なホールド性能と相まってむしろ手への負担感は減ったように感じます。
ただ、僕のようにスマホをポケットに入れて持ち運ぶ人の場合は、明らかにポケットからの重量感が増します。また、MOFT自体に厚みもあるので、ポケットが膨らんでしまうため、若干不格好になります。
ただ、それを差し引いても総合的には圧倒的に「買い」と言えるほど、スマートフォンの使い勝手が向上するので、価格は4,000円台半ばと安くはありませんが、多くの人に勧めたいスマホホルダー兼スタンドです。
コメント