「良い買い物」と「悪い買い物」

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どうせお金を出して何かを買うのであれば、無駄のない満足な買い物をしたいと思うのは僕だけではないだろう。

モノを買う基準として、「悩む理由が金額なら買え」「それ以外なら買うな」という有名な文句があるけれど、僕はこれにもう一つ付け加えるべきだと思っている。

それは、「自分の生き方に直結するものか」「お買い得という理由で買おうとしていないか」ということである。

物は視界に入るだけで人の意識を占有する

どんなに良いものでも、使わずに飾っておくようなものであれば、買わないほうが良い。

なぜなら、それを買ったことで、「無理に使おうと考えてしまう」ためだ。

本来、自分の生き方をより良いものとするために何かしらのモノを僕たちは買うわけで、買ったモノに引きずられてしまっては本末転倒だ。

本来やりたいことが別にあるのに、そのモノを買ったことで考える必要のないことを考えてしまい、貴重な時間と脳のリソースが余計なところに割かれてしまっては全く意味がない。

自分の生き方に変化をもたらさないモノを買ってしまうことは、無駄な浪費

もちろん、そうじゃないこともある。

そのモノを買うことで、予想外の新たな発見があり、自分の新しい生き方が発見できて、人生の幅が広がるような場合だ。

そういうものを期待してモノを買うこと自体は悪くない。

ただ、お金を消費するというリスクを負う以上、よほどのお金持ちでない限り、モノの購入は慎重になるべきだろう。

わかりやすい例で言えば、「写真メインのブログ」における「スマホ」だろう。

この場合、より良い性能のカメラを搭載しているスマートフォンを買うことは◯だ。

写真の画質も良くなるし、何より高性能なスマートフォンは写真撮影のテンポが心地よい。

一方で、写真メインのブログなのに、ジンバルを買ってしまうのは浪費となる可能性があるだろう。

ジンバルはあれば便利だが、基本的に動画の画質を上げるために使うものであって、静止画撮影としては使い道が無い。

つまり、いくら高性能ジンバルを安く買えたところで、写真ブログに何も変化をもたらさないわけで、これは浪費と言える。

【まとめ】自分の本質に沿ったものだけを買うのが吉

買い物の失敗は思った以上のマイナスダメージを食らう。

お金の損失はもとより、「買った以上使わなければならない」という強迫観念によって、脳のリソースや悩むことによる時間まで奪われてしまうからだ。

買うか買わないかを悩む時は、「悩む理由が値段なら買え!それ以外は買うな」と同じくらい、「購入したい商品が自分のベクトルから外れていないか」を意識しなければならない。

自分のベクトルは意外と意識できないものであるが、買い物で後悔しないためには必要な物差しなのだ。

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