スマートフォンを買うならば、僕は一貫してiPhoneを薦めてきました。
理由は過去記事で書きましたので、そちらをご参照ください。
しかし、iPhoneの最新型は非常に高額であり、ここ数年は10万円を超える端末がデフォルトになりつつあります。
そこで、中古のiPhoneの出番です。
中古であれば、2万円程度からまともに動く端末を入手することが可能です。
自分自身のスマホはもちろんのこと、子どもに買い与えるものや、老齢の両親へのプレゼント(初スマホ)などにも中古のiPhoneはうってつけです。
iPhoneは基本的に長く使い続けられる端末であるため、iPhone6s以降の端末であればどの端末を選んでも、さして問題はありません。
ただし、iPhoneを使ってやりたいことが決まっている場合は、最低限必要なスペックを持っているものを選ばなければなりません。
この記事ではiPhoneを中古で買う際に注意すべき点などを紹介していきます。
それでは順番に見ていきましょう!
歴代iPhoneの基本性能比較表
画面サイズ | 画面サイズ | 重量 | 対応IOS | Antutu | 中古相場 |
iPhone 14 Pro Max |
6.7インチ | 240 g | IOS16 (最新) |
約980,000 | 152,800円〜 |
iPhone 14 Pro |
6.1インチ | 206 g | IOS16 (最新) |
約980,000 | 139,800円〜 |
iPhone 14 Plus |
6.7インチ | 203 g | IOS16 (最新) |
約770,000 | 112,800円〜 |
iPhone 14 | 6.1インチ | 172g | IOS16 (最新) |
約770,000 | 97,800円〜 |
iPhone SE (第3世代) |
4.7インチ | 144 g | IOS16 (最新) |
約730,000 | 37,800円〜 |
iPhone 13 Pro Max |
6.7インチ | 238 g | IOS16 (最新) |
約830,000 | 137,800円〜 |
iPhone 13 Pro |
6.1インチ | 203 g | IOS16 (最新) |
約820,000 | 102,800円〜 |
iPhone 13 | 6.1インチ | 173 g | IOS16 (最新) |
約770,000 | 87,800円〜 |
iPhone 13 mini |
5.4インチ | 140 g | IOS16 (最新) |
約770,000 | 65,800円〜 |
iPhone 12 Pro Max |
6.7インチ | 226 g | IOS16 (最新) |
約720,000 | 87,800円〜 |
iPhone 12 Pro |
6.1インチ | 187 g | IOS16 (最新) |
約690,000 | 72,800円〜 |
iPhone 12 | 6.1インチ | 162 g | IOS16 (最新) |
約690,000 | 47,800円〜 |
iPhone 12 mini |
5.4インチ | 133 g | IOS16 (最新) |
約690,000 | 42,800円〜 |
iPhone SE (第2世代) |
4.7インチ | 148 g | IOS16 (最新) |
約570,000 | 21,800円〜 |
iPhone 11 Pro Max |
6.5インチ | 226 g | IOS16 (最新) |
約640,000 | 60,800円〜 |
iPhone 11 Pro |
5.8インチ | 188 g | IOS16 (最新) |
約640,000 | 45,800円〜 |
iPhone 11 | 6.1インチ | 194 g | IOS16 (最新) |
約590,000 | 34,800円〜 |
iPhone XS Max |
6.5インチ | 208 g | IOS16 (最新) |
約520,000 | 36,800円〜 |
iPhone XS | 5.8インチ | 177 g | IOS16 (最新) |
約520,000 | 24,800円〜 |
iPhone XR | 6.1インチ | 194 g | IOS16 (最新) |
約500,000 | 25,800円〜 |
iPhone X | 5.8インチ | 174 g | IOS16 (最新) |
約390,000 | 21,800円〜 |
iPhone 8 Plus |
5.5インチ | 202 g | IOS16 (最新) |
約380,000 | 21,900円〜 |
iPhone 8 | 4.7インチ | 148 g | IOS16 (最新) |
約370,000 | 14,800円〜 |
iPhone 7 Plus |
5.5インチ | 188 g | IOS15 | 約300,000 | 11,800円〜 |
iPhone 7 | 4.7インチ | 138 g | IOS15 | 約290,000 | 8,980円〜 |
iPhone SE | 4インチ | 113 g | IOS15 | 約240,000 | 5,980円〜 |
iPhone 6s Plus |
5.5インチ | 192 g | IOS15 | 約230,000 | 10,800円〜 |
iPhone 6s | 4.7インチ | 143 g | IOS15 | 約230,000 | 6,980円〜 |
iPhone 6 Plus |
5.5インチ | 172g | IOS12 | 約100,000 (推定) |
4,980円〜 |
iPhone 6 | 4.7インチ | IOS12 | 約100,000 (推定) |
2,980円〜 |
中古iPhoneの選び方
iPhoneの中古を購入する場合、注目すべきポイントがいくつかあります。
② OSの対応状況
③ 使いたいアプリの対応OS
④ ベンチマーク
① バッテリーの状態
iPhoneに限らずスマホはバッテリーが搭載されているため、時間経過とともにバッテリー性能が低下していきます。
iPhoneの場合は、バッテリーの最大容量が確認出来るようになっており、どの程度バッテリーが劣化しているのかおおよそ把握する事ができます。
中古iPhoneは多くの場合、バッテリーは交換されていません。なので、購入後にバッテリー交換が必要になる場合があります。
中には最初から新品のバッテリーと交換してから売りに出している場合もあるので、その場合は心配不要ですが、商品説明にバッテリーにかかる記載がない場合はほぼ間違いなくバッテリーは劣化しています。
僕はこれまで4台のiPhoneを使ってきましたが、バッテリー最大容量が80%を切ると、低温下で急に電源が切れたり、アプリケーションが落ちやすくなるなど、不具合が発生し始めます。
この場合、バッテリーの交換費用も別途見て置かなければならないので、本体価格+バッテリー交換費用を見積もっておきましょう。
② IOSの対応状況
iPhoneにはIOSというベースとなるソフトウェア(OS)が搭載されており、基本的にOSはバージョンアップにより新しいIOSを使えるようになります。
しかし、一定程度古い端末については、最新のOSにアップデートできないようになっており、この場合、最新の機能が使えなかったり、アプリが古いOSに対応していない場合が出てきます。
最新OSが使えない端末の場合、セキュリティ面でも心配が出てきます。
基本的には最新のセキュリティは最新のOSにのみ適用されます。稀に、古いOSのバージョンアップが行われる場合もありますが、基本的には最新OSには劣ると考えて良いと思います。
iPhoneの場合、先程の表でも記載したとおり、最新OSに対応しているのは、2023年3月現在でiPhone8以降となっているので、最新のOSを使わなければならない理由がある場合は、iPhone8以降の新しめの端末を選ぶ必要が出てきます。
③ 使いたいアプリの対応OSと端末の確認
②の話と重複しますが、使いたいアプリが決まっている場合は、予めアプリのホームページ(公式サイト)などで、対応している端末・OSを確認しておきましょう。
例えば、ゲームアプリの「原神」であれば、IOS9以降、かつiPhone8Plus以降となっていますし、「三國志 真戦」では「IOS10.0以降」といったように、性能が低い端末や古いOSしか対応していない端末では遊べない様になっています。
中古iPhoneを買ったは良いけど、アプリが入れられない、動かないなんてことにならないよう、事前にアプリの対応端末・OSについて確認しておきましょう。
④ ベンチマークスコアを確認する
ベンチマークスコアとは、簡単に言うとそのiPhoneの性能を数値で表したものです。
ベンチマークを計測するためのアプリは様々ありますが、中でも有名なのはAntutuというものです。
最新のiPhone14ProではAntutuで100万点近いスコアを出している一方、iPhone6では10万点以下の点数となっています。
ベンチマークスコアは高ければ高いほどよく、この数値が低いとスマートフォンがカクつき易くなったり、重たい処理能力を要求されるアプリを使った場合、最悪画面がフリーズしてしまいます。
iPhoneの場合は一般的なAndroidスマホとは異なり、古い機種でも最新のOSに対応しているため、OS基準で見た場合は対応していることにはなりますが、スマホ自体の性能(Antutuスコアなど)が低いとカクついたり、処理落ちしたりする要因になります。
なお、ゲームをやらない場合はiPhone6sでも結構サクサク動くので、ゲームをしない年配の方などであれば古い端末でも問題ないでしょう。
まとめ:iPhone SE第3世代が価格と性能のバランスが最も良い
中古でiPhoneを買う場合はiPhoneSE第3世代が最も価格と性能のバランスが良いと思いますので、性能を求めつつ、コストを下げたいならこちらがおすすめ。
また、性能は普通で十分ということであれば、1万円台で買えるiPhone8が一番コスパがいいですね。最新のIOSにも対応していますし、Antutuスコアも30万台後半と2022年発売のミドルクラスOPPO Reno7やXperia 10 IVと同等の性能を持っています。
iPhoneは古くても形は最新機種と変わらないし、性能もいいのでめちゃオススメです!
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