綺麗な写真を撮れるスマートフォンを選ぶ際のポイント

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綺麗な写真が撮れるスマホってどれかなぁ

スマートフォンのカメラはここ数年で劇的に進化しました。

話が逸れますが、カメラ付きの携帯電話が初めて世に登場したのは2000年、J-PHONEの「J-SH04」という機種からだそうです。

その画素数はなんと11万画素。スマートフォンの画面でも200万画素以上が必要な現代から見ると、とてつもなく小さい画素数です。

あれから20年以上が経過し、スマートフォンのカメラは本家本元のデジタルカメラを上回る画質のものも登場しています。

一方で、スマートフォンの種類が無数に存在することから、どの機種を選べば綺麗な写真が撮れるのか、選び出すことが非常に難しくなったとも思います。

基本的にスマートフォンのカメラ性能は、スマホのグレードに比例するところがありますので、手軽に綺麗な写真を撮りたい場合は、価格の高いスマホを選んでおけば映える写真を撮影できます。

とはいっても、10万円を超えるハイエンドのスマートフォンまでは手がないといった場合や、よりベストなカメラを搭載したスマホを選びたいという方に向けて、若干マニアックな話ではありますが、どういった視点で選定していけばいいのか、そのポイントを伝えていきます。

画質を決める要素

スマホの画質は以下の要素が複雑に組み合わさって決まっています。

  1. F値(絞り値)
  2. 画素数
  3. センサーサイズ
  4. 手ブレ補正
  5. 画角
  6. 画像処理エンジン

これらの要素は、スマートフォンのカメラの良し悪しを図る重要な指標となります。

これらはコンパクトデジタルカメラやデジタル一眼レフを始めとする撮影機械の根幹を構成するものであり、これらの仕組みを理解することで、より自分の希望に沿ったカメラを搭載したスマートフォンを選ぶことが出来るようになります。

F値(絞り値)

F値はレンズが取り込める光の量を表す数値で、基本的に数値が低ければ低いほど高性能となります。

「F値」と呼ぶのが一般的ですが、「絞り値」と呼ばれることもあります。

F値を調べる方法は、スマートフォンメーカのホームページの「仕様表」「スペック表」といったものを見ると良いです。

例えば、iPhoneの場合は、

Galaxyであれば、

このように記載されています。

F値はレンズごとに決まっていますので、自分が最も使用する画角(映る範囲の広さ)のカメラレンズをチェックすると良いですね。

F値の恩恵は、日中の屋外で撮影をする場合は体感しにくいですが、屋内や夕暮れ〜夜間の撮影においては、基本的にF値低いカメラレンズを搭載している方が、写真のノイズが少なく、綺麗な写真が撮影できます。

高性能なレンズを搭載しているかどうかの目安としては、

F1.8以下=特に高性能
F1.9〜F2.0=高性能
F2.1〜F2.4=普通
F2.5以上=性能低め

と言った感じです。

例えば最近のiPhone14Proのメインカメラ(広角)はF値が1.78とかなり高性能であると言えますね。

画素数

デジタル写真は、小さなドットが集まって一枚の絵になっています。

画素数は写真を構成するドットの数を表す数値で、最近のスマートフォンだと1000万画素以上となっているものが多いです。

基本的に、画素数が多ければ多いほど、細かなところまで描写できます。

ただし、画素数は数値が大きければ必ずしも綺麗な写真が撮れるというわけではなく、撮影した写真を再生する媒体の解像度(フルHD、4K、8K)によって正解が異なります。

例えば、スマートフォンの画面や、L判サイズの写真用紙に印刷するくらいであれば、200万画素〜300万画素以上の画素数で撮影したとしても、綺麗さは変わりません。画面を構成するドットの数が少ないため、それ以上細かく表示することができないからです。

4KテレビやA4サイズの用紙にプリントをして鑑賞する場合でも、1000万画素程度あれば、それ以上の画素数で撮影しても無駄になってしまいます。

具体的な用途が決まっていないのであれば、1000万〜2000万画素のものを選んでおけば、大は小を兼ねることができる理論で、大抵のことには対処できるので、おすすめです。

なお、画素数が大きい写真は保存データも大きくなるため、その分スマートフォンのストレージを占拠してしまうデメリットもあります。設定により保存する画像の画素数を変更することも可能ですが、少々面倒かもしれません。

センサーサイズ

センサーサイズとは、写真の映像を記録するための部品(映像素子)の大きさのことで、基本的にサイズが大きいものほど高画質な写真が撮影できます。

サイズの単位は「インチ」です。

ここで言う高画質とは、「ノイズの少なさ」「背景ボケの量の多さ」などがそれにあたります。

センサーサイズはスマートフォンの公式サイトでも公表されていないことが多いので、センサーサイズを基準にスマホを選ぶのは難しいかもしれません。

気になる場合は先程のF値と同じく、メーカーホームページの「仕様」「スペック」のページに記載されている場合がありますので、調べて見ると良いですね。

高性能と言えるセンサーサイズを基準に選びたい場合は、「1/2インチよりも大きいもの」と考えるとよいと思います。

具体的な端末を例に上げると、XperiaPRO-IやAQUOS R7は1インチ(1/1)という大型センサーが搭載されており、これはスマートフォンとしては最大級の大きさとなります。

一般的にハイエンドのスマートフォンは1/1.3〜1.7インチ程度のセンサーサイズとなっており、普及価格帯となる3〜5万円ほどのスマートフォンは1/3インチと小さめのセンサーが搭載されることが多いです。

1インチ以上=特に高性能
1/1.7〜1/2.2インチ=高性能
1/2.3〜1/3インチ=普通
1/3以下=性能低め

手ブレ補正

手振れ補正は大きく3つの種類があります。

レンズシフト式・センサーシフト式・電子式の3種類です。

どの方式が優秀な手振れ補正なのかといえば、一般的には

「レンズシフト式」>「センサーシフト式」>>「電子式」

と言われますが、実際のところ必ずしもこの通りになるわけでもなく、一概には言えないところです。

例えば電子式は一般的に効きが弱いとされていますが、あの有名なGoProは電子式を採用しているにもかかわらず、強力な手振れ補正を有しています。

手振れ補正はその名の通り、手ぶれを補正するものであり、基本的には動いている被写体のブレを止めることは出来ない。よって手ブレ補正が活かせるシーンは風景写真などがメインになりますね。

余談ですが、動いている被写体をブレずに撮影するためには、手振れ補正よりもシャッタースピードの方が重要です。これについてはまた別の機会に詳しく説明したいと思います。

話を戻しますが、手ブレ補正は中級機以上のスマートフォンであれば、先述の3つのいずれか、または2つ以上の補正機能を組み合わせて使用されているため、強力な手ブレ補正が欲しい場合はエントリー機の購入は控えたほうが懸命です。

もっとも、最近はエントリー機でも手ブレ補正が搭載されている機種も多くなっており、気になった機種があれば展示機等で試してみることをおすすめします。

画角・カメラの数(シングル・2眼・3眼カメラ)

スマートフォンのカメラ(レンズ)が複数搭載されている端末は、カメラごとに焦点距離が異なるレンズを搭載しています。

焦点距離とは画角(映る範囲の広さ)を決める要素であり、数字が小さくなるほど広い範囲を写すことができます。

カメラが一つしか付いていないスマートフォンの場合、「広角」レンズが搭載されています。

2つ目、3つ目のカメラは、「超広角」または「望遠」レンズであり、それぞれ写せる範囲が異なります。

初めて複数のカメラが搭載されたのはファーウェイのスマホ辺りだったと記憶していますが、本格的に普及し始めたのは、iPhone7Plusの「広角+望遠カメラ」からですね。

最近のトレンドとしては、エントリー機はシングル(広角)カメラ、ミドル機は「広角+超広角」、ハイエンドは「広角+超広角+望遠」の組み合わせとなっていることが多いです。

中には4眼カメラ搭載のカメラ特化スマホも存在しますが、いずれにしても、焦点距離が異なる複数のカメラが搭載されているという認識でOKです。

なお、焦点距離が異なる複数のカメラを搭載したスマートフォンの場合、使われるカメラによって、画質が変わります。

基本的にはメインとなる「広角」カメラが最も高画質で撮影できるような設計となっており、「超広角」や「望遠」のカメラはセンサーサイズが小さかったり、レンズのF値が大きい(F2.8以上)ため、画質的には劣る場合が多いです。

画像処理エンジン

最後に画像処理エンジンについてです。

画像処理エンジンとは、簡単に言うとカメラで撮影した写真データをより良く見せるためにスマホ内部で自動的に加工するものです。

仮に、色味がはっきりして美しいと感じる写真があったとして、その写真の本来の生データは淡白で味気ない、映えない写真だったとしても、画像処理エンジンを通すことで、自動的に雰囲気のいい写真に加工されるわけですね。

加工される項目は実に様々で、写真のシャープネスから色味、ダイナミックレンジまであらゆる要素に対して適用されます。

メーカーの写真に対する考えが反映されるのが画像処理エンジンによる処理ということです。

これまでF値やセンサーサイズなど、物理的な画質を決める要素をいくつも紹介してきたが、この画像処理エンジンのでき次第で、カメラそのものの性能は悪くとも、見栄えの良い美しい写真が仕上がることも十分ありえます。

ちなみに、画像処理エンジンはカメラのスペック表では表現できない要素なので、実機で試してみる以外の確認方法はありません。

いずれにしても、画像処理エンジンは、写真のお化粧みたいなものですから、もとの写真データの素性が良いに越したことはないです。

つまり、カメラ自体ののスペックが重要であることに変わりはないということですね。

まとめ

今回はカメラ性能を中心にスマートフォンを選ぶ場合のポイントについて触れました。

最近のスマートフォンはどれも必要十分の性能は備わっており、海外製の激安謎スマートフォンでもない限り、カメラ性能が極端に劣るということは無いと考えて良いと思います。

より良い写真にこだわりたいということであれば、今回触れたポイントについて、意識しておくと、より納得できるスマートフォン選びができると思いますので、参考にしてもらえると嬉しいですね。

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